前々回前回と家庭で歯のケアを行うための、歯磨きトレーニングのやり方についてお話をしてきました。

今回は、これ以外の口腔ケア方法として、オゾン水を用いたオゾン歯磨きと、オゾンオイルによるケア方法をご紹介します。

オゾン歯磨きについて

「オゾン歯磨き」とは、オゾン療法のひとつで、オゾン水を使って口腔内を洗浄することです。オゾン療法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

オゾンは、お口の中の細菌を消毒したり、歯肉の炎症を抑える効果があります。それによって口腔内細菌のコントロールや、口臭予防、口臭改善を期待することができます。一般的な薬や消毒薬とは違うので、もちろん効果には個体差がありますが、継続することで効果が実感しやすくなります。

実際の方法は、オゾン水を直接口の中に入れて歯を磨きます。その子の性格によっては暴れて出来ない、咬むから出来ない、などの例外はありますが、基本的にはどの子も使うことは可能です。

オゾン歯磨きの頻度は、基本の歯磨きと同じように考えてください。本当は少なくとも2~3日に1回できると良いですが、オゾン発生器が自宅にある方は少ないので、トリミングと一緒に行ったり、病院に来院できるときにする、というパターンが多いです。

実際のオゾン歯磨きの手順

1.オゾン水発生器「デオシャワー」に水道水を入れる。水温が高くなるほどオゾン濃度が下がってしまうため、水の温度は低温で。

オゾン水発生器

2.犬の首にペットシーツを巻いて濡れないようにする。

3.オゾン水シャワーのヘッドを持ちながらそこにガーゼを巻いて、オゾン水を出す。
※このときにガーゼではなく、犬口ケア ゆび歯ぶらしの指ガーゼを使用するとさらにやりやすい。

オゾン水シャワーのヘッド

4.最初は犬歯から。犬の様子を見ながら、大丈夫そうであれば奥の歯や前歯を磨く。

オゾン水での歯磨き その1

オゾン水での歯磨き その2

オゾン水での歯磨き その3

5.オゾンオイルを塗る。歯と歯肉の間を中心に塗ります。

オゾンオイル

犬の歯にオゾンオイルを塗る

以上で終了です。

オゾンオイルについて

オリーブオイルにオゾン・酸素混合ガスを導通して作られたオースリー油。匂いはオゾンのにおいなので、少し独特ですが嫌がる犬は少ないです。オリーブオイルが基材なので、毎日使っていただいても問題ありません。

このオイルは口腔内以外でも使用することがありますが、口腔内で使用する場合は、一日1回で、通常の歯磨きの最後につけていただくか、歯磨きが出来ない日につけていただいても良いです。期待する効果はオゾン水と同じですが、オゾンオイルをつけていただくとオゾンの効果がより実感しやすいです。

Ve.C.動物病院では、代官山東京ミッドタウンの両院でオゾン歯磨きとオゾンオイルの処方を行っています。