こんにちは、獣医師の寺村と申します。
つい1週間前、代官山動物病院では新しい超音波検査機を導入しました。
その名は「アプリオ300」!
最新の機械です。
超音波検査機の進化はめざましく、数年前のものと比べると全く違った世界が見えて驚きました。
ここで、超音波検査って何なのかについて簡単にお話します。
犬や猫で調子が悪くなってしまったとき、まずは血液検査やレントゲンでどこが悪そうなのかを検査します。
レントゲンは全体像を見ることができるので大事な検査なのですが、それだけでは細かな診断を下すことができないことがあります。
そんなときに役立つのが超音波検査。
クッションの上で数分間、仰向けになってもらうだけで検査できます。
超音波検査は、狙った臓器を細かく動画として見ることができるので、数ミリ単位での変化をとらえることができます。
そこまで病変を絞ると、検査をする獣医師の技術はもちろんですが、やはり機械の精度が非常に重要となってくるのです。
超音波検査を上手にやれば、もしかして全身麻酔でCTを撮らなくても診断できた!なんてことがあるかもしれません。
同じ検査でも、実施する側の技術と設備で全然違う結果になる超音波検査。
私たちにとっては非常に強力な武器が手に入りました。
この力を100%出しきれるよう、さらに勉強していきたいと思います。
獣医師 寺村 靖史