先日、日本獣医麻酔外科学会へ参加してきました!

日本獣医内視鏡外科研究会や日本獣医循環器学会との合同学会でしたので、お世話になっている先生方にもお会いできて、最先端の情報を得ることができたのでとても良い勉強になりました。

口頭発表もしてきました!

 

そこで一番気になっていたのが、、、「心臓病のワンちゃんに使用する薬のガイドラインが変わるかもしれない」話題でした。

心臓病といっても、僧帽弁閉鎖不全症を代表とした慢性弁膜症についてのお話です。

 

昨年に論文で発表された「EPIC試験」というものがメインの話題になります。

ピモベンダンというお薬を、ACVIMのステージB2のなかでもEPIC試験の基準に当てはまる状態のワンちゃんに投与しておくと、肺水腫で苦しくなったり命を落としてしまったりするまでの期間が延長することが発表されました。

 

簡単にいうと、心臓病があっても元気に過ごせる時間が長くなったということです!

 

このお薬は以前から使用しているので、すでに使っている子もいます。

ただ、病気のステージによっては、もしかしたら投薬内容が変わる子もいるかもしれません。

 

急いで薬を変える必要はありませんが、心臓病が心配で悩んでいらっしゃる方はどうぞご相談ください(^^)