概要
鼻咽頭内の慢性炎症によって粘膜が癒着して鼻咽頭が狭くなる疾患。 犬よりも猫でよく見られ、慢性的な鼻詰まり症状を呈する。
原因
ウイルス感染(ヘルペスウイルス、カリシウイルス)による炎症での鼻粘膜の癒着
嘔吐による胃酸逆流での鼻粘膜の癒着スト
症状
- 呼吸が苦しそう
- ズーズー音がする
- 動作が緩慢になっている
- 治療をしてもあまり改善しない
検査・診断
吸気、呼気の頭部X線で鼻咽頭の構造の評価をする。
鼻鏡で鑑別疾患となる腫瘍、異物、鼻咽頭内ポリープがないことを確認し、癒着による狭窄病変の確認をする。
治療
鼻咽頭の狭窄している部位を拡張させる。
バルーン拡張、ステント留置、鉗子操作による拡張術などが実施されている。