狂犬病は、犬だけでなく人を含むすべての哺乳類に感染する致死率100%のウイルス性疾患です。日本では狂犬病予防法により、犬の飼い主に対して毎年の予防接種が義務付けられています。
狂犬病とは?
狂犬病は、狂犬病ウイルスによる感染症で、一度発症すると有効な治療法がなく、ほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。
1. 感染の仕組み
- 狂犬病ウイルスは感染動物の唾液を介して咬傷や引っかき傷から体内に侵入します。
- ウイルスは神経を伝って脳に到達し、発症すると脳炎を引き起こします。
- 犬だけでなく、人にも感染するため、公衆衛生上の重大な問題となります。

2. 症状
発症すると以下の症状が現れます。
- 初期症状:発熱、食欲不振、性格の変化
- 中期症状:興奮状態、攻撃性の増加、恐水症(飲水を拒否する)、麻痺
- 末期症状:呼吸困難、全身麻痺、昏睡状態
発症後の致死率はほぼ100%であり、有効な治療法は存在しません。
狂犬病予防接種の重要性
日本では狂犬病の発生は1957年以降確認されていませんが、世界では毎年約5万人が狂犬病で死亡しており、日本でも侵入リスクはゼロではありません。そのため、日本では狂犬病予防法により、犬の予防接種が義務付けられています。
法律による義務
- 生後91日以上の犬は毎年1回の狂犬病予防接種が義務
- 予防接種を受けた証明(狂犬病予防注射済票)の交付を受ける必要がある
- 接種しない場合は罰則の対象になる可能性あり(20万円以下の罰金)
狂犬病予防接種の流れ
1.接種のタイミング
・生後91日を過ぎたら、初めての狂犬病予防接種を受ける
・その後、毎年1回の接種が義務付けられる
・市区長村で実施される集合注射、または動物病院での接種が可能
2.予防接種の手順
1.健康チェック(体調が悪い場合は延期することも)
2.獣医師による接種と、接種後の体調の観察
3.狂犬病予防注射済票の交付(市区町村への登録、申請)

狂犬病予防接種はどこで受けられる?
GREENDOG&CATアニマルクリニック東京ミッドタウン店をはじめ、ベックジャパン動物病院グループすべてで実施可能です。
当グループでは完全予約診療ですので、お待たせすることなくご案内可能です。
※ただし、前後の急患対応などが入った場合にはご了承ください。
接種料金や実施スケジュールについては、お気軽にご相談ください。
GREENDOG&CATアニマルクリニック東京ミッドタウン店 院長 井上慎也
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