わんちゃんねこちゃんのCT撮影

看護師の髙野です。
今回はCT撮影について紹介します。

CTとはコンピューター断層撮影(Computed Tomography)の略称です。
CT検査とはX線を使用して体内の断層画像(輪切り画像)を撮影する画像診断技術です。
検査の流れとしては、大きな輪っか状のマシンの中心を通過します。
このマシンからは、いろいろな角度からX線が放射されて、センサーがこれを検出します。
同じX線を使うレントゲン検査は体の中の様子を平面上に映し出し、CTは体の中の様子を立体的に映し出してくれます。

CT撮影は骨や血管、組織、内臓など体内の詳しい構造を視覚化することができます。
病気としては腫瘍、感染症、内臓の異常、骨折などの診断に非常に有用です。
さらに詳しくお話しすると、腫瘍が他の臓器に転移してないかや尿石の位置やサイズをみたりなどさまざまな場面で使用します。
手術前にCT撮影を実施することで手術をより安全、正確に実施することができます😌
また治療後の経過や再発がないかのチェックにも有用です✨

CT検査では撮影中動いてしまうとうまく撮影することができません。
ですが、わんちゃんねこちゃんは撮影中じっとすることができないので麻酔をかけて実施することが多いです。

こちらがCT撮影中の様子です!
仰向けで体をマットで支えてあげて撮影していきます。

撮影部位などによっては伏せの体勢で撮影していく場合もあります!

CT撮影は実は15分~30分ほどで終わるんです!
CTの撮影のみの場合は傷口もないので目覚めもばっちりです😃

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↑麻酔から覚めておやつが欲しくてお手をするざらめちゃん💗(笑)