Behavioral clinical department
行動診療科
犬や猫の行動および精神的な健康に焦点を当てた動物医療を提供する分野です。行動診療科では獣医動物行動学に精通した獣医師(認定医)が、犬猫のさまざまな行動問題や、ストレスが関与した疾患における精神的課題に対し、飼い主と協力しあいながら改善を目指すとともに、予防やこころの健康維持などにも取り組みます。 行動診療では動物の生い立ち、人や動物との社会性や関係、環境、学習、生理学的および医学的側面などを総合的に分析し、問題の原因を特定して個別の治療計画を策定し家庭での実施方法を提案し、その後の変化をフォローアップしていきます。
愛犬愛猫(パートナー)のこんなトラブルで悩んでいませんか?
よく見られる症状
- 唸る・咬みつく
- 常に落ち着けない
- 過剰に鳴く
- 留守番ができない
- 同じ行動を繰り返す
- トイレ以外で排泄する
- 極端に怖がる
- 食べ物以外を食べる
- 物を破壊する
担当獣医師・スタッフのご紹介
藤井仁美(獣医行動診療科認定医/ペット行動カウンセラー) Profile
私は英国ロンドンで10年間暮らし、伴侶動物の行動学を学び、その知識を生かして動物病院やドッグトレーニングスクールで幅広く活動してきました。
行動問題の治療、しつけ方指導、病気のパートナーのメンタル面(精神面)のケアを専門に行っています。
犬や猫が抱える多様なストレスは病気に大きな影響を与えています。病気のパートナーに心のケアを行うと治療効果も上がり、再発予防にもつながることを実感しています。心と体の両方から、パートナーの健康な暮らしをサポートいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
診療内容
現在、動物たちは家族に等しい存在となり、以前は主に屋外で飼育されていた動物たちは屋内で飼育されることが主流になってきました。その結果、人と動物の間の距離は縮まった半面、人間とは違う本能や習性を持っているために、人にとって問題となる行動をしてトラブルになることも増えてきました。 また近年では動物のストレスが病気を後押しし悪化させる要因になり得ることも解明されつつあり、動物のこころの健康にも注目が集まっています。 当院では犬猫の行動学について専門知識をもった獣医師による行動診療や、ストレス軽減のための生活指導、子犬・子猫のカウンセリングなどに力をいれておりますのでお気軽にお問い合わせください。
行動診療科の主な診療内容
パピーカウンセリング、キトンカウンセリング
生後5ヶ月齢までの子犬や子猫向け
飼い方やしつけ方の相談、動物病院での社会化や馴らし、診察時のストレス軽減、トレーニング法の指導など
※混合ワクチン2回目が終了後、1週間が経過していることが条件となります
5,500円(税込)
※別途診察料がかかります
行動診療初回
生後6ヶ月齢以上の犬猫
問題行動の概要把握、診断、ストレス度の評価、治療プランの提案など行動治療や疾患治療の継続の必要性も判断します
※初回は原則ご来院いただいての対面診療となります
9,900円(税込)
※別途診察料がかかります
※診療内容の詳細なレポートや紹介状などをご希望の場合は、別途文書作成料がかかります
行動治療継続
行動診療初回で継続治療が必要と判断された犬猫
行動上の問題や精神的ストレスによる行動への継続治療
※ご来院が困難な場合はオンラインやメールで診療をすることがございます
7,700円(税込)
※別途診察料がかかります
疾患治療継続
精神行動療法(メンタルケア)が有効な慢性疾患がある犬猫
・適応症の例
皮膚疾患、胃腸疾患、泌尿器疾患、肥満など
慢性疾患がある犬猫の治療の一環として精神行動療法を行います
※ご来院が困難な場合はオンラインやメールで診療をすることがございます
6,600円(税込)
※別途診察料がかかります
- 行動診療科は、火(隔週)・水・土(隔週)・日曜日で完全予約制です
(診療日のお問合せおよびご予約は店頭、院内、お電話にて受付) - 上記診療日に担当獣医師が学会等で休診になる場合がございますのでご了承ください
行動診療科/カウンセリングシート
問診票を事前に記載いただくと、診療がスムーズに行えます。
持参できる方は事前にご記入の上ご持参ください。
行動診療カウンセリングシート犬用
行動診療カウンセリングシート猫用
ご予約・お問い合わせ
すべての家族、すべての子にそれぞれの答えがあると思います。
根拠のある情報とホスピタリティをもって、真摯にアドバイス、治療をさせていただきます。
診療のご予約・ご相談はお電話にてご連絡ください。
担当者から折り返しご連絡を差し上げます。